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ニーズが拡大するなか、情報共有の目的に応じて複数のサイボウズ製品を使い分けるポイントとは? 〜NPO法人 メディア・アクセス・サポートセンター様〜

NPO法人 メディア・アクセス・サポートセンター

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すべての人が映像作品に何不自由なくアクセスできる環境が整備された社会をつくることを目的として、活動の幅を広げているメディア・アクセス・サポートセンター様。聴覚や視覚にハンデを持つ人にも、映画やアニメを楽しんでもらえるように、バリアフリー用の字幕や音声ガイドを制作・提供しています。また、字幕制作者を育てるため、養成講座を全国で実施しています。

業種:NPO法人
企業HP:http://npo-masc.org/

利用製品:クラウド版 サイボウズ Office プレミアムコース / メールワイズ / kintone / サイボウズ Live
利用人数:50 u
利用ライセンス:NPOライセンス

DSC06313.JPG 理事 事務局長 川野 浩二氏

事務局 蒔苗 みほ子氏

2012年に、カスタムアプリの活用を決め手に「サイボウズ Office」を導入した事例として、その活用法を聞いたNPO法人メディア・アクセス・サポートセンター。視聴覚障害者が、映画館や自宅で映画などの映像を楽しむための字幕や音声ガイドの制作を行う活動が、さらに広がりを見せたことで、「サイボウズ Office」のユーザ数も増加。
「サイボウズLive」「メールワイズ」「kintone」など、他のサイボウズ製品へと導入が拡大している。そこで今回は「サイボウズ Office」を中心としたサイボウズ製品をどのように使い分け、活動の円滑化に役立てているのかを聞いた。

過去記事:「字幕制作の品質安定化をカスタムアプリがサポート
     
  1. 障害者差別解消法施行で広がる活動の幅
  2. 事業への携わり方で「サイボウズ Office」と「サイボウズ Live」を使い分け
  3. NPO向けプログラムでサイボウズ製品導入も拡大

障害者差別解消法施行で広がる活動の幅

「サイボウズ Office」を使って活動を行っているメディア・アクセス・サポートセンターだが、
以前取材を行った2年前と比較して広がった業務について聞いた。
今回、メディア・アクセス・サポートセンターでの取材を行った2015年10月は、
まさに"映画のバリアフリー"のための実証実験が行われている時期であった。
同NPO法人の事務局長である川野浩二氏は、こう説明する。

「2016年4月に障害者差別解消法が施行されます。メディア・アクセス・サポートセンターは、視聴覚障害者も映像が楽しめるように日本語字幕や音声ガイドデータを制作・提供する活動を行っていますが、障害者差別解消法施行を機に、映画館における"映画のバリアフリー"は大きく進むことになります。」

(川野氏)

具体的には、経済産業省の委託事業である、専用アプリ経由で聴覚障害者向けの「メガネ型端末に字幕を表示させるサービス」と、視覚障害者向けの「スマートフォンから音声ガイドを流すサービス」の実証実験に協力している。

同NPO法人は、これまでも映画館における障害者向けの字幕や音声ガイドの提供を活動の一環として行ってきたものの、従来の方式では専用の機器や字幕データ、音声ガイドデータを用意するための工数がかかることから、対応できる映画館が非常に限られてしまう上、字幕データ、音声ガイドデータがそろうのは新作の公開から早くても2~3週間後というタイムラグが発生しがちであった。

しかし、今回実証実験を行った新たな方式では、映画の製作段階で対応していれば公開初日から字幕や音声ガイドのサービスを受けることができるようになるという。また、同方式に対応している映画であれば、DVDやTV放映などメディアの枠を超えてサービスを受けることができるため、映画館だけでなく自宅など、場所を問わないというのも大きな特長だという。

事務局の蒔苗みほ子氏は、今回の新システムのメリットは次の点にあると説明する。
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「家族に視覚障害や聴覚障害がいる場合、一緒に映画に行くためには映画館にも制約があるほか、字幕や音声ガイドのデータがそろうのを待つ必要がありました。新システムにより、公開初日から全国の様々な映画館で、障害のあるなしに関わらず一緒に映画を楽しむことができるようになります。
また、70歳を超えると2人に1人は難聴というデータもあり、『映画好きであったのに、字幕がないため映画館では楽しめなくなった』という声もありますが、こうしたケースでも、映画館という場所や、公開のタイミングといった制約を低減できる有効な方式なのです。」

(蒔苗氏)

「今回の実証実験では、実際に当事者にサービスの使い勝手などを試していただくほか、周りのお客様にとってサービスがどのように目に映るかの検証も行いました。また、サービス自体の提供だけでなく、映画館向けのマニュアルの整備にも協力をしています。2016年4月の法施行に向け、環境を急ピッチで整備しているところです。」

(川野氏)

事業への携わり方でスケジューラーを使い分け

メディア・アクセス・サポートセンターでは、2012年からクラウドで「サイボウズ Office」を利用している。
川野氏によると「サイボウズ Office」の活用スタイル自体は、当初から大きな変化はないという。

「もともと『サイボウズ Office』を選択したのは、『進捗管理』『売上管理』『クレーム管理』などをカスタムアプリで行えるという点を評価してのものです。業務に直結したアプリが、プログラミングを行わずにグループウェアに組み込めることを考慮すると、月額800円のプレミアムコースであってもコスト面の満足度は高いものになります。

(川野氏)

一方で、メディア・アクセス・サポートセンターでは、「サイボウズLive」もスケジュール共有に活用しているという。「サイボウズ Office」と「サイボウズLive」を、どのように使い分けているのだろうか。

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「大きな開発案件は、長期間スタッフが関わることとなります。こうしたケースでは『サイボウズ Office』のプロジェクト機能や掲示板機能に集約し、ここで情報共有を完結させることになります。またNPO法人内のスタッフ間でのやりとりは、メールだと埋もれがちになるのでメッセージ機能を活用するようにしています。
これに対し、作品ごとの字幕作成や音声ガイド作成のように、短期間のプロジェクトも常に多数進行しています。この場合は、外部の在宅スタッフや単発プロジェクトのみで携わる方も多いため、『サイボウズLive』でプロジェクト単位のグループを作成してスケジュール管理を行うようにしています。」

(川野氏)

「当NPOの事業の狙いの1つに『字幕制作者を育てる』ということがあり、バリアフリー字幕制作者の養成講座を全国各地で実施しています。障害者差別解消法以前から映画やTVシリーズに字幕をつけるリクエストが多く寄せられていることもあり、字幕制作者のニーズは非常に大きなものになっています。この講座のスケジュール管理も『サイボウズLive』で行っています。約20名のグループで講座を開催しますが、課題の提出も『サイボウズLive』上で行ったり、質疑応答はチャット機能で行ったりもしています。」

(蒔苗氏)

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NPO向けプログラムで他サービス導入も拡大

メディア・アクセス・サポートセンターでは、2015年から「メールワイズ」「kintone」も導入したが、
この背景にはNPO法人向けに特別価格で「cybozu.com」を提供するサイボウズNPOプログラムの存在があるという。

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「予算が限られているNPO法人だけに、低価格でサービスを活用できる点は大きい」と川野氏は強調する。
現在、「サイボウズ Office 」のカスタムアプリで行っているデータベース管理のうち、字幕化した作品のアーカイブをその都度更新し、外部から常に最新のアーカイブを参照できるようにするために『kintone』が活用できないかなどの検討を行っているという。
また、問い合わせのメールの数が増加していることで、
メールワイズ」のメリットも大きなものだという。

「今秋の実証実験の前に『メールワイズ』を導入していたことは、正直言って助かりました。メールの問い合わせを、複数名でどう管理するかは、以前から課題として感じてはいたのですが、実証実験の際には利用申込み、機器の使い方のほか、メディアからの質問なども増えました。実証実験について報道番組で取り上げられると、さらに問い合わせが増える...という状況でしたので、いいタイミングでの導入だったと思います。 また、視覚障害者はメールを「見て」ではなく「読んで」確認するため、音声で読み上げたときにわかりやすいような体裁など、テンプレートを活用して相手にあわせた定型文を用意できるのも便利です。」

(蒔苗氏)

川野氏は、「複数のサイボウズ製品を使いわけているものの『cybozu.com』上に集約されているため、まずは『cybozu.com』にアクセスすることで業務ポータルのように活用できる」というメリットを強調する。

"映像のバリアフリー"は急速に拡大しつつあるものの、アメリカにおける先進事例では「障害者向け字幕がない映画は配給できない」といった法律が整備されている。また、映画やテレビの視聴時における防災情報の配信など、日本での普及の余地は多数残されている。メディア・アクセス・サポートセンターの手がける事業に対するニーズもますます高まるだけに、その活動をサイボウズ製品でサポートしていきたい。

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